フジリンゴ

2020年07月10日 12:11

連日雨が続いていますね。
長野もかなりの雨です。去年の台風ぶりの特別警報もでました。
とはいっても長野県は南北に長いので飯田や伊那といった南信地方。松本、塩尻の中部地方。小諸、軽井沢といった東信地方。そして、長野市といった北信地方。

長野県は各地域に大きな川がいくつもあるのです。

私がよく分かるのは、犀川と千曲川。特に身近なのが千曲川です。
去年の台風で有名になり、今年は小学生の水の事故もありました。

千曲川は実家から100メートルぐらいのところを流れています。それに毎日見ています。
源流はたしか佐久?山梨?だったかな・・。
とにかく小さなころから親からも学校からも「川には一人で行くな」と口酸っぱく言われていました。
川幅は広く、穏やかに見えても急に深くなっていたり、流れが速いため子供だけでは行くなとそれは何度も何度も。夏休みが来るたび、公民館でやる夏休みの決まりをみんなで読み合わせする際も必ず出てくる文言です。

また、アユも昔は(今もかな?)有名で父がアユ釣りをしていた時は、母と兄弟で父の釣りをしているところまで様子を見に行ったりしていたものです。「昔は川でよく泳いだ」と父も、ばあさんもみんな口をそろえて言っていました。それぐらいきれいだったんだなとよく思っていました。父は友釣りをしていたのですが、ウェットスーツを着て釣りをしていたんですよね。。。ゴム長(あってるかな?あの胸のところまであるやつ)だと危ないからという理由らしいです。



そして。犀川。
犀川は、実家から遠いのです。長野市も中心部ですしね。高校の近くを流れていましたね。
飛騨山脈が源流。そう、上高地や、松本のほうからぐっと回って長野市内に合流してくるのですよ。

この、千曲川と犀川は長野市内で合流するんです。そして信濃川になっていくのです。

ぶっちゃけ、去年の台風の時、松本地域でも同じような調子で雨が降られたら長野市は広域にわたって沈みます。犀川にそこまで雨が降らなかったから助かったという地域はたくさんあります。

今回は、千曲川でなく懸念されるのは犀川。そう、上高地はニュースでご覧になられたかと思いますが土砂災害が起こるほどの雨。
普段、風光明媚な河童橋の様子がとんでもないことになっていて驚いたぐらいです。

用事があって長野市中心部へ行ったのですが、犀川の水の流れが凄いこと。普段とは全く違う。流量も流速も目に見えてすごく茶色く濁った泥水が流れてきていました。

正直何か間違いがあって川に落ちたら死ぬなと感じました。



普段の犀川も千曲川も豊な水をたたえ、とても穏やかです。どの季節であってもそれぞれの美しさがあります。
時間帯でもその美しさは変わります。

とても好きな光景ですが、災害が起こるたびに人間のちっぽけさであったり無力であることを痛感させられもします。
そして、そのたびに私は大自然の中に間借りさせてもらって生活させてもらってるだけだなとも・・・。

何もなければ、雄大な自然に囲まれて四季折々の花を楽しめ、最高なわけですがここ数年はそうもいかなくなって来たなと感じます。

各地域でたくさんの災害が起こり、亡くなられる方が多くいる事に胸を痛めております。避難することは格好悪いことではありません。命があれば何とでもなります。何もなければ「何もなくてよかったね」で終わりなんです。

去年、旦那に言ったことです。避難指示まで待つ必要なんてない。みんなが逃げるタイミングで道が渋滞することもあります。
特に水害は、あっという間です。

どうかこれ以上被害が大きくならないことを願うばかりです。





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